税務通信更新の時期
昨年のこの時期税務通信の申込みをしまして、その年度更新のお知らせが届きました。
今回はその税務通信についてのお話です。
勤務時代はほとんど読んでいなかった
税務通信とは毎週発刊される専門誌で、税務・会計の改正や最近の動向に関する内容が主に掲載されています。
必要な情報がコンパクトに纏められていて、日々の情報収集のツールとしてすごく重宝しています。
ただ内容は業界向けというのもあるので、1冊読むのに毎回2〜3時間かかっています。
今のところ購入してから1年間毎冊ちゃんと目を通して読むようにしていますが、勤務時代はほとんど読んでいませんでした。
勤務時代は回覧で回ってきていたのですが、サーッと5分ぐらいで流し読みして次の人に回していました。
回覧なのですぐに回さないとという思いもあり、さらには勤めている身だとじっくり読んでいたら仕事をサボっているという目で見られるため出来なかったというのもあります。
しかし税理士は勉強するのも仕事のうちです。
勤務時代は就業時間でいかに目の前の仕事を終わらすかだけに集中しており、こういった意識が低かったとも言えます。
税理士業において知識は仕入れ
税理士業において、日々の研鑽は欠かせません。
この意識は独立してから特に強くなりました。
毎年改正があり複雑化していく税制への対応はもちろんのこと、デジタル社会(DX)の対応のため税理士でもデジタル技術にある程度の知識が求められてきます。
さらには最近ではChatGPTの存在も注視していかなければなりません。
まだまだ税理士業界は高齢化の波もありこういったデジタル技術に弱い傾向にありますが、これからの時代求められる税理士となるためには必要な技術であると思います。
勤務時代に行っていなかったことで独立してから導入したものをざっと上げても以下のものがあります。
(クラウド会計の導入、口座連携による自動仕訳、クラウドでのデータ共有、チャットによる連絡)
まだまだデジタル技術も勉強して、良いと思ったものはどんどん取り入れていくようにしていかなければと日々情報収集及び研鑽をし続けていきたいと思っています。
おわりに
今までと同じやり方を続けていくほうが、何も変化がないので楽と言えます。
しかし新しいものを取り入れたり、変化に対応できなければ退化していくだけです。
これは税理士だけでなく他のどの仕事でも言えることではないかと思います。
最後に自分の好きな言葉の一つで、肝に銘じているものを紹介して終わります。
最も強い者が生き残るのでなく、最も賢い者が生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である。(チャールズ・ダーウィン)