独立開業したときの話(場所選び編)
前職を退職して独立開業したのが、令和4年3月。
開業準備のときのお話などを書いていこうと思います。
今回は事務所の場所選びの話です。
まず自宅は候補から除外
事務所の設置場所はどこにするのか色々と悩みました。
都心、アクセスがいい場所、自宅近く、自宅開業などなど。
まず最初に自宅開業は候補から外れました。
基本私の事務所はお客様のもとへ訪問するタイプなので、事務所に来て頂くことはあまりありませんが、それでも一定数(単発の依頼、相続関連等)のお客様には事務所に来て頂いて打ち合わせさせて頂くことがあります。
なので打ち合わせスペースを確保するという意味でも、自宅はまず無理だなというのが一点。
レンタルスペースを借りて打合せすることもあるのですが、どこにでも都合よくそういうスペースがあるわけでもないですし、不特定多数の人がいる喫茶店は話す内容や資料を見せたりする場合もあるのを考えるとNG。
もう一点は、自分は自宅だと仕事に身が入らないだろうというもの。
税理士試験のときでも自分は自宅ではほぼ勉強していませんでした(集中してできない)
そういう性格もはっきり分かっていたので、仕事をする場所も自宅とは別じゃないと集中できないだろうと思い事務所を借りる方向にしました。
どこにするか
では事務所を借りるとして、場所をどこにするか。
正直コロナ前の開業だったら、アクセス重視で場所を選んでいたかもしれません。
というのも前の職場が梅田というのもあり、お客様に来所して頂く機会も多くやはり場所が良いに越したことはないと思っていました.
しかしコロナが始まりそういった機会も激減しましたが、それでも普通に仕事はできるなと感じるようになりました。(コロナでテレワークなどが普及したおかげでもあります)
そういったことから別に場所は特に重要じゃないなと思い、じゃあ自宅の近くだと訪問する際の車とかバイクをすぐに取りにいけるし、その周辺で探すことに。
テナントかアパートか
自宅近くで事務所物件を探し始めますが、まずはテナント物件を探しました。
しかし自分が住んでいる場所が住宅街というのもあり、全然テナントビルがありません。
募集している物件もものすごくボロかったり、一人で使うには広かったりと思うような物件が見当たりませんでした。
次にアパートの方で探すかと思いましたが、これも築年数が古く設備の問題があったり、間取りが事務所として使うには不適合なものだったりで中々見つかりませんでした。
じゃあインターネットには掲載されてないような物件がないかなと思い自宅周辺を散歩して回って物件を探すことに。
そんな中、自宅から徒歩5分程度のところで建築中のアパートを発見しました。
急いで住所などから検索するとちょうど募集を開始し始めていた物件で、間取りも自分が理想としていた感じ・建築完了時期がちょうど開業時期と被るというので即座に問い合わせしました。
運良く新築物件で気持ち新たに開業を迎えられるということになりました。
アパートのメリット・デメリット
あくまで自分が入ったアパートをもとのお話ですが、メリットデメリットを。
メリット
- 築年数が浅いので設備も充実しており、キレイ
- オートロックなのでセキュリティも安心
- 宅配ボックス有り
デメリット
- アパートなので事務所っぽい外観ではない
- お風呂や洗濯スペースなど事務所として不要な設備に場所を取られる
- 周りの部屋からの生活音がそれなりにする(木造というのもあるので)
あとはアパートのデメリットとも言えるかもしれませんが、税理士事務所開業のときは税理士会に届出が必要となりますが、その際に居住用物件の場合は事務所設置同意書という書類が必要で、それにはオーナーの方から一筆頂く必要があります。
(アパートだけど事務所として利用することについて事前にオーナーの許可を得ていますよって書類です)
自分はアパートの問い合わせの最初の段階で仲介会社にその旨を伝えていたので、別に問題なくスムーズに書類を頂くことが出来ました。
同意が得られない場合、誓約書書いて自己責任でってことでもいけるっぽい?ですが、無用なトラブルを避けるためにもこういった書類はしっかりと用意しておくべきでしょう。
そんなわけでこのアパートで仕事を始めてから1年ですが、今の所満足しております。
ただ絵とか飾りたいなと思うのですが、穴を開けられないのでどうしたもんかと悩み中です。。。笑