私の税理士試験について1

税理士試験は令和元年に官報合格(簿財法消相)を果たしました。

そこまでの道のりについて今回は書いていこうと思います。

受験科目の選択について

税理士試験は科目合格制で5科目揃えれば晴れて合格となります。

会計科目の2科目は固定なので、残りの税法をどう選択するかになります。

税理士を目指した理由の記事でも書きましたが、税理士になりたいと思った理由の一つとして相続に関連する仕事に従事したいというのがありましたので相続税法はまず一番初めに決まりました。

相続税法は受験者層のレベルが高いと言われることもある科目ですが、そういうのは全く気にせず将来仕事で使うんだから勉強しておかないといけないと考えただけの話です。

また受験者時代から税理士でも相続の仕事をやらない(できない)人もいるということを聞いていたので、それができるというだけで差別化も図れるかなと多少思っていました。

残りは法人税法と消費税法に決めましたが、こちらも街の税理士として実務上使用頻度が高いであろうという理由で割とすんなり決まった覚えがあります。(所得税法は仕事しながら勉強すればいいかな〜という感じでした)

受験初年度

初受験となる1年目は定番の簿記論・財務諸表論の2科目からスタートしました。

簿記3級すらもっていない状態からのスタートだったので、最初は少し苦労しました。

そこから数ヶ月と勉強していくうちに、これ財務諸表論勉強していれば簿記もやってるんだし、簿記論別に勉強しなくていいんじゃという甘すぎる考えで、勉強時間のほとんどを財務諸表論に充てていました。

そのまま5月頃の模試のシーズンまでいき、蓋を開けてみれば財務諸表論は予備校内での合格ラインと言われている上位30%には入れていましたが、簿記論は平均点すら取れない始末…。

それでも同じような勉強を続けていて半ばもう今年は簿記論は無理そうだなと諦めかけていました。

しかし7月頃に簿記論の講師の先生から「平均点取れてないような人でもこの1ヶ月で逆転できる可能性はあります」と言われたのをきっかけに、じゃあ財務諸表論は点数安定してるし試験までのこの1ヶ月は簿記論の勉強を樹点滴にやるかと取り組みました。

結果は…

簿記論 合格、財務諸表論 不合格

逆転が起こりました…。

簿記論はこの年合格率9.9%でめちゃくちゃ低かったのですが、理由は予備校で習ったことのないことのオンパレードだったからです。

大原の合格ボーダーも36点とかそのあたりだったので、そこからも異様なのが分かるかと思います。

自分が合格できたのはできるとこだけ拾ってそこをミス無く解くという、ただ当たり前のことをしただけです。

普段の成績が良くなかったことも功を奏した部分があって、できそうなところと無理そうなところの判別が直ぐにできてかつ無理そうなのは瞬時に捨てることができました。

合格点が低いことも分かるように、今回の試験では捨てなければいけないところが大半でした。

これが普段の成績が上位の状態だと、変にプライドを持って難しい問題も解きにかかって無駄に時間を消費してしまい、簡単な問題を取ることが出来なくなるということもあり得たと思います。

というわけで簿記論は晴れて合格しましたが、財務諸表論は再受験することになります。

2年目以降の続きの記事はまた別の記事にて。