私の税理士試験について4
3年目の受験が大成功に終わり、ここから4年目からのお話です。
暗黒時代
残り1科目となり、最後の受験科目は当初から決めていた通り相続税法を選択。
先に結論から言ってしまいますが、ここから合格するまで7年かかります・・・!
理由は単純で全然勉強しなくなりました。
前年の受験で3科目合格したのが逆に仇になってしまって、それで調子づいてしまい、法人税法も越えての残り1科目だけなんだからあとは適当にやってても受かるだろみたいな感じになり、全く勉強に身が入りませんでした。
適当な勉強で受かるほど税理士試験は甘くありません。
ただいつか受かるだろうみたいな軽い心構えでいたせいで、結果としてズルズルと長い受験生活を送ることになってしまいました。
なぜオレはあんなムダな時間を…(スラムダンク三井)
まさにこの通りで、今思えば強く反省するところです。
心機一転
一応試験だけは受け続けていましたが、とても合格レベルには至っておらず自分でもスベったところで悔しいとかいう思いも全くありませんでした。
周りからもいつ受かるんだと言われ続けたりもしていましたが、適当に流していました。
ただ気づけば時が流れ続け、自分の中で遅くとも35歳までには独立したいというのがあり、その年齢が見えてきたというような頃、このままではまずいとようやく本腰を入れて勉強することになりました。
相続税法の受験を始めてから6年目のことです。
本気で勉強
まったく勉強していなかったそれまでと打って変わって、確実に合格するぞという意気込みで真剣に勉強に取り組むようになりました。
財表・消費の時と同じように、確実に受かるために普段の成績上位10%を維持しようと考えました。
ただやはり相続税法の受験者はレベルが高いのか、今までと同じような勉強方法をしていても上位20%になんとか入れるかどうかというぐらいにしかなりませんでした。
これでは確実に受かるとは言い難いので、色々と見直すことに。
解く時間が遅いとかではない、理論が覚えられていないとかではない、じゃあ何が原因だと考えてみると、まだ細かなケアレスミスをしてしまっているなということに行き着きます。
上位は数点のところでひしめき合ってるので、少しの点数で順位が大きく変わります。
そのケアレルミスによる数点を取りこぼさないための対策として、5科目目の受験にしてようやく間違いノートを作るようになりました。(遅すぎ)
その結果もあって、5月以降の模試シーズン以降では上位10%を下回ることはないレベルにはなりました。
間違いノートのいいところは自分の間違いの癖みたいなのを修正できますし、最終的には自分の苦手な論点とかだけをまとめたノートになるので、直前期でも計算の勉強というのはほぼ必要なくなり定期的にこのノートを軽く見返すだけの勉強で済むようになり、時間の有効活用という意味でもすごく有用です。
6年目の本試験
そんなこんなで本試験を向かえます。
試験内容も特に難しくなく、普段どおり解答でき手応えもまずまずといった感じ。
なので普段の成績どおりならまず受かるだろうと確信し、帰宅の途に。
その本試験当日の帰りに、少し試験問題を見返していました。
そこで最悪のことに気づいてしまいます。
なんと法定相続人の数を間違っていたのです。
相続税法を受験したことがある人なら分かることですが、法定相続人の数というのは絶対に間違えてはならないところで、答案用紙に名前を書き忘れるぐらいのレベルに近いミスです。
そのミスだけで足切りというぐらいのミス。
記憶の限り普段の模試で過去一度も間違ったことがない法定相続人の数を、本試験の場でやらかしてしまうという大失態です。
特に難しい論点もないもので見返したら一瞬で分かるような問題なのに、このときはなんでこんなことをしてしまったんだと本当に悔しい思いをしました。
消費税受験のときの税込・税抜を間違ってしまったときもそうですが、本試験本番での緊張や焦りが心のどこかであって、それが出てきてしまうんでしょうね。
逆に自信がありすぎるというのもよくないのかもしれません。
結果は当然不合格。(他は出来ていたのでワンチャンあるかもと少し期待してましたがダメでした)
波乱万丈の税理士試験もようやく次は最終年になります。