私の税理士試験について2

前回の続きで2年目からの試験について

初めての税法

2年目は財務諸表論はリベンジで、新たに消費税法を選択した2科目受験。

税法科目の勉強や試験がどういうものか知るための入門編みたいな感覚でミニ税法の消費税法を選びました。

学生時代から暗記はわりかし得意な方だと思っていましたが、税法は独自の言い回し・用語などに慣れるのに苦労して中々覚えられるようになるまで時間がかかりました。

それに税法になると簿財は越えてきてるような人も多いので、勉強しても上位に入るのが難しくなってきて受験者層のレベルも上がってるなと感じました。

勉強のやり方

勉強時間の配分については、財務諸表論は再受験でそこまで成績も悪くなかったというのもあるので、ほとんどを消費税の勉強に充てていました。(8対2ぐらい)

ただ勉強を進めていくうちに今までと同じような勉強のやり方ではダメだなと実感し始め、勉強方法を見直すことにしました。

税法はとにかく理論暗記をどうするかにかかってると思います。

小難しい文章をそのままのレベルで書けるようになるまでしないと合格レベルに達しないので、とにかく覚えるまでに時間を掛ける必要があります。

講師の先生から聞いたり他にも色々参考にしたりして、ポイントは習慣化だなと思い至りました。

習慣化というのも日常生活の中(すきまの時間)で、当たり前のように理論暗記をする時間を作ることです。

自分がやっていたのは①朝起きてから②夜寝る前③電車の中の3つは習慣化して必ずやっていました。

特に寝る前に覚えたのが寝ている時に整理されて朝また再確認して定着されるので、①と②はやったほうがいいです。

何事も習慣化するまで昇華させるのは苦労しますが、それが当たり前の状態になると全く苦にならなくなる(むしろやらない方がおかしいという風になる)のでオススメです。

2年目の本試験

そんなこんなで勉強を続け、直前期でも大原で財務諸表論は上位20%キープ、消費税は上位30%キープという感じで何とか合格ラインで受験を向かえることになりました。

試験を受けた感触としては、財務諸表論は普段どおりぐらいで解けたかなという感じ。

一方の消費税法はミスをしてしまいました…。

自分は普段から理論→計算の順番で解くタイプで本試験もそうだったのですが、その本試験も理論第1問が「課税価格について答えなさい」という感じの問題でした。

解答範囲はものすごく膨大で、バカ正直に書いてたら第1問だけで1時間以上かかります。

正直消費税法は本試験時点では理論サブノートの内容はすべて一言一句書けるぐらいのレベルにまではなっていました。

その自信が仇になってしまって、これは全部解答できるなと思い該当する理論をテキストのままひたすら書いていきました、

それなりに書いてからこれ時間やばいなと思いましたが、時既に遅しで他の問題に十分な時間を割けませんでした。

敗因としては受験テクニックの不足です。

問題をパッと見てどれぐらい時間がかかる問題だなとか、他の問題はどんな感じなんだろうとかのまずは問題の素読み、列挙する項目が多いときはとりあえず概要をしっかり書いて時間が余ればベタ書きするなど、今ならある程度上手く回しますが、そのときにはそれが出来ていませんでした。(本試験の緊張というのもあります)

税法の試験ではおそらく2時間で理論計算を全て解ききれる問題が出ることはほぼありません。

取れるところを確実に取っていくという簿記論では成功したことを消費税法では失敗する結果になりました…。

2年目の結果は

結果は上記の通り消費税法は不合格となりました。

ただ普通に受かると思っていた財務諸表論も不合格で、2科目とも不合格は流石にかなりショックを受けて数日間は茫然自失となっていました。

正直あまり理由も分からず少し自信もなくしてしまって、このままではいつまで経っても受からないのではないかと思い税理士試験自体どうするか悩みました。

しかしそれでも税理士になりたいと思ってここまで来た以上引き下がるという選択は無く、前へ向かって進んでいく決意を改めてしました。

3年目のリベンジ編に続きます。