私の税理士試験について3-1
悔しい思いをした2年目に続き3年目のお話です。
3年目の科目選択
税理士試験は遅くとも5年では受かりたいと考えていたので、2年で1科目しか取れていないこのペースでは到底無理だと思いここで賭けに出ました。
科目としては財務諸表論(3年目)、消費税法(2年目)、法人税法の3科目としました。
2科目受験でどちらも合格していないぐらいなのに、法人税法も加えるなんて自分でも無茶な挑戦かなと思っていた部分もありました。
法人税法(もしくは所得税法)を越えれば、税理士試験という山は越えたようなものと法人税法の講師の先生が言っていましたが、そう言わしめるぐらいにボリュームが凄まじく難しい税法です。
ただだからこそ法人税法を受かりさせすれば税理士取得に大きく近づけると思い、前年以前のリベンジを果たす意味でもここで取っておきたいと考えました。
ほぼ法人税中心の勉強
前述の通り法人税はものすごくボリュームがある科目なので、必然的に勉強時間を多く割くことになります。
ただ財務諸表論と消費税法はすでに1度一周しているので、実力維持をする程度の勉強であればそこまで時間を割かなくても大丈夫でした。
本試験までの間ずっと全体の勉強時間の8割ぐらいが法人税法で埋め尽くされてた感じですね。
とはいえ3科目ともすべて理論暗記があるので、かなりしんどかったなぁと今更ながらに実感します
普段の成績
前年の試験では悔しい思いをしたので、今年は必ず受からなきゃと思って勉強してました。
税理士試験の合格率が10数%なんだから、普段の成績が予備校の合格ラインと言われてる上位30%じゃなく上位10%にいれば間違いなく受かるだろうという単純な考えで、じゃあ上位10%維持を目標にして本試験まで頑張ろうと思いました。
そうすれば本試験の問題とかにも左右されず、普段どおりやるだけで受かる実力がつくだろうと。
その結果、財務諸表論と消費税法は普段の模試全て含め上位10%を下回ること無く本試験まで維持してました。
(中でも消費税法は大原の全統で全国順位10番台に入るぐらいで、かなり自信がありました)
法人税は勉強時間をかなり割いたものの、初年度でもあり中々苦労して上位30%を維持するのがやっとでした。
得意不得意もあったので問題にも左右される成績という感じでもありました。
上位10%の壁
税理士試験の勉強(特に税法)をし始めたときには、上位10%以内の成績とか普段自分が取る成績とはかけ離れていて、ものすごく頭がいい人・ものすごく解くのが早い人・予備校の教材以外の勉強までしてる人などそういった人が取る成績だと想像していました。
ただ自分が上位10%以内の成績を取れるようになって気づきましたが、上位10%に入るには何も特殊なことをする必要は全く無くて、ただ予備校のテキストに載っていることをミス無く解くだけということです。
税理士試験を振り返って強く実感してますが、税理士試験はいかにミスをしないかという試験だと思ってます。
税理士試験は相対評価の試験なので、AランクとBランク問題がミス無く解ければ間違いなく受かります。
ただ人間ミスはするものなので、普段の勉強でいかにミスを減らすような仕組みで勉強しているかがこの試験を突破する鍵です。
間違いノート作成などはすごく効果的だと思いますので、工夫して勉強するのが重要となってきます。
(ただ自分はこのあとの相続税法以外では間違いノート作ったことなかったですが…)
長くなってきたので本試験以降の話は続きの記事にて書きます。