確定申告の依頼は早いほど良い

10月もそろそろ終りを迎え、いよいよ年末が近づいてきたなという感じがします。

令和5年分の確定申告(所得税・消費税・贈与税)の申告依頼につきまして、当事務所でも現在受付をさせていただいております。

確定申告のご依頼につきましては、早めにご依頼頂いた方が良いということを今回はお話します。

インボイスで需要増加

インボイス制度が始まったことにより、これまで消費税の申告をしておらず今回インボイス番号を取得したことにより初めて消費税の申告をしなければいけない方というのが相当数増えることになります。

所得税の申告だけなら何とかできたけど、消費税の申告となるともう出来そうにないので税理士の依頼したいという相談は、現時点でもそれなりに受けさせていただいております。

この先確定申告時期が近づくにつれて、そういったご相談はますます増加していくのではないかと思われます。

依頼が遅いと税理士が見つからない可能性も

インボイスが始まり既存のお客様の業務量も増加している中、さらに新規でも受付けていくとなると、どこかで限界が来ます。

個人の確定申告期限は皆さん一律で3月15日までになるので、受注できる件数には限りがあります。

今の10月末時点でも、既に確定申告の受注はストップしているという事務所もチラホラ見かけました。

今後こういった状況から遅ければ遅いほど税理士事務所探しにも苦労することになるかもしれません。

早めの依頼が良い理由

税理士事務所は12月から年末調整業務が始まり、そこから3月までは確定申告業務と長い間繁忙期が続きます。

既存のお客様ではなく、完全に新規となるとお客様の状況や処理量、申告に必要な事柄など確認することが多く時間もかかります。

そのご依頼が年明け以降とかになってしまうと、お引き受けできないケースが出てきたり、特急料金などを頂くことになるといったケースも出てきます。

それがまだ年内にご相談頂いていれば、業務量も読むことができる上、準備資料なども事前にお伝えできるので、お互いにとってスムーズに仕事が行なえます。

おわりに

確定申告の依頼についてはお早めに、ということを書かせて頂きました。

インボイスが開始して初めての確定申告となりますので、正直私自身も始まってみないとどうなるのか読めないところはあります。

下手したら税理士難民というのがそれなりの数出てきてしまうのではないかとも危惧しております。

ご依頼を検討されている方は、今の時期だとまだ遅くはないので税理士事務所探しを始められることをおすすめ致します。

年明けからで良いやと思っていたら、もう受付できませんと言われることもあり得ると思いますので。

税理士

Posted by 佐藤 真一