開業初年度の確定申告を終えて
確定申告は受注いただいた分及び自分の分含めて期限内に無事申告完了しました。
独立して初めての確定申告業務、その所感について綴っていきます。
まず最初に自分の申告から
当たり前のことですが、自分も独立して事業を行うことになったので自身の申告も必要になります。
お客様優先で仕事するのは言うまでもないことなので、業務が立て込んでくると自分の申告は確実に後回しになってくると思います。
自分の性格上もそうなることは分かりきっていたので、自身の申告は先に終わらせておこうと思いました。
申告書の作成自体は1月10日前後に終わっており、還付申告なのでその時点でも申告できましたが少し試したいこともあり電子申告は2月の半ばに行いました。
1月でも申告可能な理由
1月の早い時点で申告書の作成までいけるのは、毎月毎月月初には前月分の入力を完了させているからです。(大部分は自動連携しているので、一月分30分前後で終わります)
12月分も1月月初に入力完了するので、あとは申告書作成作業に移るだけです。
年金の源泉徴収票や株の取引報告書は1月半ば以降に届きますが、それでも1月中には揃います。
業種的に月初には資料が揃わないという業種もあると思いますが、毎週や毎月など定期的に入力するように習慣づけておけば申告間際になって焦る必要はありません。
自社で入力した方がいい理由や、毎月試算表を作って確認した方がいい理由などはまた別の機会にでも書ければと思いますが、毎月の顧問ではそういったこともお手伝いしております。
独立して初めての確定申告
自分の申告以外のお客様の申告については、事業所得・不動産所得・譲渡所得・その他株・医療費・2ヶ所給与などの申告を行わせていただきましたが、特に問題なく無事終えることが出来ました。
税理士事務所側として確定申告で一番しんどいことは資料が揃わない若しくは遅いことです。
毎月訪問するお客様などがほとんどなので事前にアナウンスしているのもあり、こういった問題は無くて滞りなく仕事を行うことが出来てお客様には感謝です。
また勤務時代は数を多くこなす関係から申告書を作っては上司にチェックを回し、また次の申告書を作って…みたいなある種流れ作業的にやっていましたが、独立してからは責任は全て自分にのしかかるということもあり申告書のチェックを丁寧に何度もするようになりました。
申告書を作る時点でしっかりと間違いなく作っているつもりでも、チェックする段階で見るとミスが見つかることは往々にしてあります。
人間はミスするものだという意識をもって、自分が作成したものも日をおいてチェックしたりできるだけ客観視することが重要だと思います。
特にひとり税理士だと他人の目がないので、こういったことを上手くやる仕組み化が今後の課題かなと今回で強く感じました。
申告ソフトについて
申告ソフトはどうしようかずっと迷っていたのですが、結局達人を選択しました、
独立してからの法人の申告はJDLを使っていたのですが、マネーフォワードや弥生がメインということもあり達人だと連携できることから、確定申告を期にすべて達人に乗り換えることになりました。
ちなみに達人は近畿税理士データ通信協同組合を介して購入してます。
終わりに
独立初年度の確定申告、件数がそこまで多くなかったというのもありますがそれほど忙しくなく終えられました。
これも独立してからペーパーレス化・クラウドによるデータ共有・チャットによる連絡など従来の事務所だと行っていた無駄な作業を省いたり効率化した結果が活きてきたのではないかなと思っています。
次年度はもっと効率化できる部分はどんどん改善していければなと。